自分の子供の成長が見れるのは、こんなにも感動するものなのか!
思いついたので残しておきます。人の幸せを考えた時に・・・あまり大きな声で言われていないのですけど・・・
「子供の成長が見れる。」と、言うのはトップランクに来ると思います。
自分の話しで恐縮ですけど、元々私はあまり子供が好きではありませんでした。ところが、自分の子供が生まれて病室から出てきた時に光り輝いて見えて「神の子が産まれた。」と思いました。
ところが、神の子は発達が遅く、呼んでも振り向かないし、なかなか話さないし。でも愛想はいいし、いつまでも人の言葉じゃなくて、独自の言語だし・・・話せるようなって、何とか保育園入れても、問題ばっかり起こして、毎週のように保育園に呼ばれて小言言われて・・・担任の先生には子供に傷つけられた痣みせられて・・・
なので、マジで大変だったのです。
で、ここからが本題なのですけど、小学校1年生の運動会。彼はクラスのじゃんけんに勝ち、全校生徒の前で「頑張ります!宣言を行う係」に選ばれました。200人くらいいる1年生の中で3人だけでした。で、当日「50メートル競走を頑張って走ります!」と朝礼台の上で大きな声で話せました。立派でした・・・
それまでの事が走馬灯のように蘇り、あまりの成長に深く感動し、不覚にも涙が溢れてしまいました。この事に私自身がとても驚きました。
小学校でも保育園の時よりは多少マシにはなりましたが、毎月のように学校に呼ばれ小言を言われ、問題を起こし続け、とても悪いレッテルを張られてしまい、苦労して入れた学童も僅か3か月で辞めざるを得ない状態になりました。
ところが、学年が進むに連れて、段々と状況は良くなり、しかも友人に恵まれました。で、小学校5年生の時に何と吹奏楽部に入部しました。一番仲の良い友達から誘われたのが理由だそうです。
不思議と彼は頑張っていて、5年生の夏にシンバルで出番を頂きました。県の大きなホールでの吹奏楽コンクール、全国で1位をとった事も過去にある名門校だった事もあって注目されていました。
私には彼しか見えませんでした。シンバルは簡単ですが、目立つので間違えると大変な事になります。無事に乗り切った立派な姿を見た時、またもや不覚にも涙が溢れました。本当に立派でした。
と、自分の子供は本当に特別な存在なのです。こんな幸せな気持ちになるのであれば、あと2人くらい子供がいてもいいと思うようになりました。(居ませんが・・・)
それと、子供がいるからこそいろんな体験ができます。わたしは小学校の「おやじの会」に入った事で、地元の友人が増えました。校長先生、教頭先生とも仲良くなり、今でも年に数回は呑む関係になりました。縁あってPTA会長も2年経験しました。1000人の前、そして自分の子供の前での卒業式祝辞は当時の私の最高傑作を出せた事もあって、評価も高く、こんな経験は誰もが持てるものではありません。
音楽活動のきっかけは小学校の吹奏楽部演奏会を観に行ったからです。子供がいなければ行くことはなかったでしょう。
家族がいて、美味しい物食べて、たまにいいもの見れて、なんか人生はこれだけでいいのかも知れません。
家族がいるって、自分で家庭が持てるっていいものですよ。